若い人たちもそれぞれ目標をもってここに来ている、3ヶ月は滞在としては長い方だ。日本人同士の交流があるとまた面白くなるだろう。

ビルギットのように若い人のつなぎ役、そして日本人のランニング仲間をつくるためにも勉強しなければならない。自分で決めた、いいプッレシャーだ。

早めに眠る。ランニングが少しでも入ると眠りも深く気持ちよい。学習とランニングは私にとって長期滞在に欠かせないようだ。

教室には一番早く入室するようにした。次々と入室してくる仲間の名前を覚えるためにも早いとゆとりがある。

ファトマ(リビア)、アブ(トルコ)、ヤヤ(リビア)、フェラス(リビア)、マイク(スイス)、モサ(リビア)、ベロニカ(ブルガリア)、ファティ(リビア)、アヤ(日本)と耳で聞き取れた名前だけれどみんな難しい。

私の名前も発音しにくいらしく、いろんな「Ryo」で呼ばれる。これでも人数が多い方。生徒の数は少なければ少ない程学習には効果的だと、今学生の立場で痛感する。

ハウスキーパー、メアリーさん

1週間に1回部屋の掃除、ハウスキーパーのメアリーさんがベッドのシーツを替えてくれる。ちょうど1時間目が終わり30分休みがその作業をしている頃。

いつもと違うベッドにしてもらうようお願いするために寮に戻るとちょうど部屋で作業を始めようとしていた。

部屋にあるギターを見て「あんたギター弾くの?」と興味を示してくれた。チャンスとばかり「ちょっと聴いて下さい」と、弾きながら歌った。

日本語で『乾杯』。メアリーさんの目を見ながら歌った。1番で終わろうかと思ったら聴き入ってくれているので続行。

全部歌い終わると大きな拍手と何かしゃべり始める。各国に生徒が集まるパーティーがあるからそこで歌えると教えてくれた。わざわざもってきたギターの出番もありそうだ。