時は幕末。異国の船たちが日本の周辺を騒がせ始めた頃――花房藩釣り役天下太平こと天賀太平は、今日も今日とて相も変らぬのほほん顔で、釣りと料理に明け暮れていた。東海道を、桑名で折れて伊勢街道を行けば海堂藩三十三万石となり、その隣りお伊勢さんまで半日ほどのところに、花房藩五万三千石はのんびりちんまりとたたずんでいる。花房藩釣り役天賀家は、百三十石三人扶持(ぶち)猫二匹扶持。家格としては中士となる。川に…
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小説『花房藩釣り役 天下太平』【新連載】石原 しゅん
身分は歴とした武士だ。もっとも、釣りと料理をこよなく愛する本人にその自覚はない。
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【最終回】朕茂 短竿
「世を忍んで日陰の身」という奥ゆかしい言葉は死語に近い
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第25回】朕茂 短竿
若いうちはオス→メス→オスと性が変わる「シロチョウガイ」
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第24回】朕茂 短竿
「昔から、薬屋のオヤジは禿頭と決まっている」
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第23回】朕茂 短竿
我ら釣り仲間の話は予想もしないところから大飛躍をする
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第22回】朕茂 短竿
「少女クジラではあるまいか」…我輩はいたく感動した
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第21回】朕茂 短竿
やがて薬も効かなくなり、男は矛を収める時が来る。
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第20回】朕茂 短竿
ナンパを指す言葉「陸釣り」は、釣り愛好家としては遺憾だ
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第19回】朕茂 短竿
「よーし、よくやった」獣医が種オスをねぎらった。
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第18回】朕茂 短竿
女は間違いなく強くなった、いや、強くなり過ぎておる。
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第17回】朕茂 短竿
昔の人が「イモリの黒焼き」を考えついた理由とは?
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第16回】朕茂 短竿
子どもたちに不人気のイモリ。その呼び名は「イモーラン」
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第15回】朕茂 短竿
太公望は偉大なる戦略家であって、釣り名人ではない
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第14回】朕茂 短竿
彼女をトラックの助手席に乗せて向かった先はまさかの…
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第13回】朕茂 短竿
恐るべし野生動物の身体能力…海を泳ぐシカやイノシシ
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第12回】朕茂 短竿
ズボンの裾からフナ虫が!格闘の末恐ろしい決断を迫られ…
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第11回】朕茂 短竿
古くから、思いっきり食うことを「タラ腹食う」と言う
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第10回】朕茂 短竿
頭の上にタコ⁈…娘爆笑。ヘアピースが全く馴染まない
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第9回】朕茂 短竿
「自分で見たことないの?」…なんと立派な禿げである!
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第8回】朕茂 短竿
実はオイラが皆に隠して、言ってないことがまだあるゾ。
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