大きく沸(わ)き立つ波頭を切り裂き、獲物目がけて疾駆する船。「なぜ備えぬ!」その船の中で石動 (いするぎ)は怒(いか)っていた。あの船にとって我々は迫り来る嵐に他ならない。あの時、我々を見た時に動いていればこの海なら逃げおおせたはずだ。だが、今にいたるも動かず、まだ、釣りを続けている。「それほど釣りが大事なら、三途の河で好きなだけ釣るがよい」石動の腹がようやく定(き)まった。白く泡立つ渦の中にな…
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小説『花房藩釣り役 天下太平 五月の恋の吹きながし』【新連載】石原 しゅん
「天下太平日々是れ好日、世はなべて事もなし」 天賀太平二十三歳、若き侍。その手に持つのはもちろん刀…ではなく釣り竿!?
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小説『花房藩釣り役 天下太平』【新連載】石原 しゅん
身分は歴とした武士だ。もっとも、釣りと料理をこよなく愛する本人にその自覚はない。
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【最終回】朕茂 短竿
「世を忍んで日陰の身」という奥ゆかしい言葉は死語に近い
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第25回】朕茂 短竿
若いうちはオス→メス→オスと性が変わる「シロチョウガイ」
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第24回】朕茂 短竿
「昔から、薬屋のオヤジは禿頭と決まっている」
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第23回】朕茂 短竿
我ら釣り仲間の話は予想もしないところから大飛躍をする
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第22回】朕茂 短竿
「少女クジラではあるまいか」…我輩はいたく感動した
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第21回】朕茂 短竿
やがて薬も効かなくなり、男は矛を収める時が来る。
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第20回】朕茂 短竿
ナンパを指す言葉「陸釣り」は、釣り愛好家としては遺憾だ
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第19回】朕茂 短竿
「よーし、よくやった」獣医が種オスをねぎらった。
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第18回】朕茂 短竿
女は間違いなく強くなった、いや、強くなり過ぎておる。
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第17回】朕茂 短竿
昔の人が「イモリの黒焼き」を考えついた理由とは?
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第16回】朕茂 短竿
子どもたちに不人気のイモリ。その呼び名は「イモーラン」
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第15回】朕茂 短竿
太公望は偉大なる戦略家であって、釣り名人ではない
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第14回】朕茂 短竿
彼女をトラックの助手席に乗せて向かった先はまさかの…
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第13回】朕茂 短竿
恐るべし野生動物の身体能力…海を泳ぐシカやイノシシ
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第12回】朕茂 短竿
ズボンの裾からフナ虫が!格闘の末恐ろしい決断を迫られ…
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第11回】朕茂 短竿
古くから、思いっきり食うことを「タラ腹食う」と言う
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第10回】朕茂 短竿
頭の上にタコ⁈…娘爆笑。ヘアピースが全く馴染まない
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エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第9回】朕茂 短竿
「自分で見たことないの?」…なんと立派な禿げである!
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