「だけどニコはそれがまちがいだって気づいたから鐘を取り戻しにいったのさ。どこにあるのかわからなくて、すぐには帰れないけど、カーシャはここで待っていればいいんだぞ」それを聞いて、エゴルはこっそり彼の袖(そで)を引っ張った。「おい、大丈夫か、そんなこと言って」「本当のことを聞かせたって、あの子は混乱するだけじゃないか。それよりも、おとなしくここにいられるように安心させてやるのが彼のためだ」ひそひそと…
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小説『空に、祝ぎ歌』【第16回】中條 てい
「馬鹿なことをしたもんだね。商売女に引っかかるなんて」「しっ! 聞こえるじゃないか」「あの子にそんなことわかりっこないよ」
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小説『ジュピターと仲間達 Jupiter & Friends』【第9回】ジェフリー 樫田
ミルクを家のテーブルの真ん中に置いた。これで朝食の準備が出来た。思わず、「母上は」と口にするも...
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小説『赤い靴』【第10回】高津 典昭
酔っ払って暴力を繰り返すDV夫や貧しい生活から、娘を切り離したい。どうしても高校進学させたかった。なのに…
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小説『透視男』【第12回】上田 晄暉
「透視力を他の者のために使ってきたようじゃな」仙人が現れ太郎を褒める。しかし太郎には更なる試練が待ち構えていて...
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小説『善悪の彼方に』【第12回】叶浦 みのり
「市内で放火があったことはご存じですか? 実はその家は…」―居眠りした学生の弁解。この生徒の父親は実業家で、以前焼死して…
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小説『空に、祝ぎ歌』【第15回】中條 てい
「お父ちゃんはお前と離れることが辛くてたまらない…」村のお金を使い込んで蒸発した父。その置手紙には…
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小説『弔いの回想録』【第4回】松田 浩一
「俺の受験番号が掲示されていない。悔しい」それでも友人は俺に補欠募集の受験をしつこく勧めてきて...
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小説『空に、祝ぎ歌』【第14回】中條 てい
目が覚めると、父がいない。「お父ちゃん!」声を荒げて探しても、見つかったのは白い封筒だけ。中を開くと父の筆跡があって…
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小説『上海の白い雲』【第9回】河原 城
最愛の妹の死、家族の離散、帰国しても帰る家がないこと…留学生活に辟易する中、母から届いた手紙には、力ない文字で…
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小説『哀瞳のレムリア』【第6回】岩下 光由記
「わたしが知らないことばかりだわ……日本人として恥ずかしい」フィリピンの希望、日本~侍の活躍が、歴史を変えた~
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小説『アザレアに喝采を』【第6回】藤咲 えこ
「食べ物に支配されている」…自分でも気づき始めていた。普通のダイエットではなく「拒食症」という摂食障害であることに
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小説『空に、祝ぎ歌』【第13回】中條 てい
「もう、街にはいかないで」―この子には、わかるのか。…出会わなければよかった。彼女を知らなければ、オレは今でも…
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小説『春のピエタ』【第6回】村田 歩
犯行前ノイローゼ状態で何度も親父にSOSを出していたお袋。それを一度も正面から受け止めようとしなかった親父
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小説『空に、祝ぎ歌』【第12回】中條 てい
「特別なお得意さんには、あたしたちが花を届けにいくのよ。どういうことかわかる?」親子ほど年の離れた彼女と出会ってしまい…
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小説『海辺のレクイエム』【第6回】源 久
別れた後に後悔…当たり前と思っていた彼女の優しさや思いやりが実は当たり前のものではなかったと
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小説『シュバルツ・ヴァルト』【第6回】萬野 行子
兄の事故死の謎。他のレーサーに比べて年若く、童顔で明るい性格の兄は、レースの外でも仲間やライバルたちに人気だった。
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小説『空に、祝ぎ歌』【第11回】中條 てい
「あんた、カーシャを知っているのかい」―捨て子だった養子の母親を探しに街に出ると、突然、「カーシャ!」と女の声がして…
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小説『空に、祝ぎ歌』【第10回】中條 てい
「こいつはこの街にいたにちがいない」テレビで紹介された鐘の音…偶然か、それ以上か。どうしても確かめずにはいられなくなり…
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小説『刑事狩り』【第10回】人見 謙三
「ったく、本部に媚を売ってまで手柄が欲しいのかね」!? 強行犯係に捜査を命じたが、やはり奴らに歩み寄りなんかなく…
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小説『空に、祝ぎ歌』【第9回】中條 てい
何一つ満足にできないと思っていた子が、信じられないような才能を発揮した。偶然とは思えず、面倒な手続きを済ませて…