「お母さん、お世話になります」お父さんがおばあちゃんに喋りかけた。何やら大人たちが喋り始めたとき、私は懐かしく部屋を見てまわる。そうしたら、そこに雑誌の切り抜きと思われる鯨の写真が、その雑さや粗さのままに貼られているのを見つけた。お母さんの声がふと耳に入る。「かあさん、この鯨は?」(鯨?)おばあちゃんに鯨なんて、全く縁がないように思う。おじいちゃんが漁師だったわけではない。建築関係に勤めていたと…
家族の記事一覧
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【第2回】喜田村 星澄
おばあちゃんがシロナガスクジラはいつ帰ってくるのかとしきりに聞いてきて…
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エッセイ『ALSなんか怖くない』【第16回】堀内 昌子
【闘病記コンテスト大賞】「父親・命」と必死になって介護する娘。ストレートな命の期限の質問に…
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エッセイ『オモニへの讃歌』【第9回】李 順子
助産師学校に合格したもののイタリア人の総長に呼ばれて言われたこと
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小説『曽我兄弟より熱を込めて』【第13回】坂口 螢火
閑話休題。地方武士の屋敷ってどんな感じ?曽我殿をとってもその大きさにびっくり!
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エッセイ『パパこそ日記をつけなさい』【第16回】パパコーチゆーき(浅黄 祐樹)
親の介護は兄弟3家族「それぞれの家庭内で、パートナーの意見を尊重」
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小説『遥かな幻想曲』【第12回】尾島 聡
ピアノ探しの旅も大詰め。特別に見せてもらった中古ピアノは美しい姿で調整を待っていた
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【新連載】喜田村 星澄
「真面目に聞いてほしいんだけど」そう切り出した両親から、ショックなことを告げられ…
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小説『海のように深く、大地のように温かい』【第3回】天馬 ときわ
予約で大忙しの宴会当日に魚の配達に出たきり消えた夫に怒り心頭!
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エッセイ『おっぱいがウインクしてる』【第16回】牧 柚花
「涙が出るのは趣味だから気にしないで」とさらりと言えて楽になった私
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エッセイ『逆境のトリセツ』【第16回】谷口 正典,益村 泉月珠
「俺、サッカーができなくならないかな。チームのみんなが俺と距離をとるんじゃ ……」
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エッセイ『ALSなんか怖くない』【第15回】堀内 昌子
【闘病記コンテスト大賞】「いつまで生かせたいですか?」ショートステイ的に考えていた病院の医師の言葉に…
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小説『赤い靴』【第6回】高津 典昭
パニック発作にアルコールの即効性はない。ならば最初から泥酔状態を作ればいいと…
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エッセイ『えこちゃんのドタバタ人生譚』【第2回】おかの えいこ
生後まもなく脳性小児麻痺に罹った次姉。グラグラしながらも必死で立つ次姉の姿に感激
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小説『春のピエタ』【第2回】村田 歩
「おかあさんが自殺したの!」しばらくの沈黙のあと、いつ、と押し殺した声がした
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エッセイ『歌集 いのちの名』【第5回】出島 美弥子
山好きは 高い壁ほど 熱くなる 山あり谷あり 人生楽し!
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エッセイ『オモニへの讃歌』【第8回】李 順子
「お金もないし、お前は女だから大学に行く必要はない」と言われハンガーストライキ!
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小説『曽我兄弟より熱を込めて』【第12回】坂口 螢火
十にもならぬ兄弟の仇討ち。秘密にしようとしても、大人は誤魔化せず…。
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エッセイ『パパこそ日記をつけなさい』【第15回】パパコーチゆーき(浅黄 祐樹)
想定外は「まいっか」「ではどうする?」で乗り切る!重要な自分自身へのセルフトーク
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小説『遥かな幻想曲』【第11回】尾島 聡
取材相手からの破格の値引きは賄賂か?商談に不安が募り始める。
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エッセイ『ALSなんか怖くない』【第14回】堀内 昌子
【闘病記コンテスト大賞】これぞまさに「介護の心」。随行者一同が絶賛したその中身とは?