階段を上り二階の楼閣を一周巡ると眼下に満開の桜が広がり、まるで雲上人うんじょうびとになったような気分だ。広々とした公園の芝生にはブルーシートがあちこちに敷かれ、花見客が場所を確保している。春休みなので昼近くになると、家族連れで賑わうのだろう。舞台が作られているので、何か催し物があるのかもしれない。半世紀前は、この万之瀬川の辺りは、向かい側の磨崖仏がある所には川沿いに小さな遊歩道があったが、こちら…
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