【前回記事を読む】動物病院の医師に「二次病院を受診するつもりなので紹介して下さい」と伝えた。すると担当医は……久しぶりに普通食のカリカリを食べてくれた。このころにはもう療法食にこだわらなくなった。栄養にさえなれば、何でも良いと開き直った。どんなに良い食事も、食べてくれなきゃ意味が無いからだ。この日も受診した。また、二次病院から連絡が来て、受診日が決まったと教えてもらった。二月二十八日だ。あと数日…
コンテスト特別賞受賞作品の記事一覧
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第4回】吉村 うにうに
点滴の後は“ご褒美”をあげるようになって、やっと病院に慣れてきた。この子は新しい環境が苦手で…
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小説『差出人は知れず』【第22回】黒瀬 裕貴
「どうした、急に」「……いや、なんでもねぇ。またな」突然話題を打ち切り、そそくさと帰宅した彼は、洗面所で大量の水を……
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第3回】吉村 うにうに
動物病院の医師に「二次病院を受診するつもりなので紹介して下さい」と伝えた。すると担当医は……
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小説『差出人は知れず』【第21回】黒瀬 裕貴
ヘルメットに防塵マスク、保護メガネ、溶接面…。リュックサックを背負った男が、こちらに気づいた。「なんだ、あの恰好……」
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【第2回】吉村 うにうに
「食べてくれよお」…泣いて訴えても「食べられないの」と寂しい目をさせるだけ。直感で分かったのは、この子の死期が近いということ
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小説『差出人は知れず』【第20回】黒瀬 裕貴
「今からお前に気合を注入する」満足に飛べない。故障が多いのはお前の責任だ、軟弱者め。小隊長は殴られる僕を見て…
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エッセイ『悲しみの底で見つけたもの』【新連載】吉村 うにうに
まだ9歳なのに…私は激しく動揺した。猫が浴槽でおしっこをした。しかもその色は、はっきりと分かるほどの赤褐色で…。
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小説『差出人は知れず』【第19回】黒瀬 裕貴
「この子にこれ以上の辛酸を舐めさせてはならない」息子夫婦を事故で亡くした老人。“たった一人の孫”のために彼は……
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小説『差出人は知れず』【第18回】黒瀬 裕貴
妻を先に亡くした親友。「お前、奥さん亡くして何年経ったと思ってんだ」「俺はもう一人でいい。それでも寂しくなったら…」
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小説『夜空の向日葵』【最終回】のがみなみ
下の階は事故物件になった…部屋で発見された女性の息子が訪ねてきて「貰っていただきたいものがある」と言われた。
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小説『差出人は知れず』【第17回】黒瀬 裕貴
愛弟子は一人前の料理人になるはずだった…しかしある日を境に、昏睡状態に……「お袋さんに顔向けできない」
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小説『時空の溶解』【最終回】相川 一彦
涙を流しながら抱きつく彼女と、唇を合わせる。幼稚園の時ふざけてした以来の、最後のキス。その後2人は巨大な津波に…
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小説『夜空の向日葵』【第16回】のがみなみ
救急車の音が聞こえた翌日、202号室の前で手を合わせた。その人が部屋で亡くなる前、私はひどいことを言ってしまった。
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小説『差出人は知れず』【第16回】黒瀬 裕貴
タクシーに乗り込んだ彼女は、窓を開けてこちらを見ていた。“最後の一言”をかけた時、その目には一筋の涙が…
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小説『時空の溶解』【第4回】相川 一彦
衝撃的な揺れ。巨大津波が町をのむまで残り15分。大津波警報が町中に鳴り響くなか、なぜか彼女は海の方へ走っていき…
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小説『夜空の向日葵』【第15回】のがみなみ
2階に住む変なおばさんに、乾燥機の設置を頼まれた。断ると、「じゃあ来月息子が来るまで、干すの手伝ってくれない?」
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小説『差出人は知れず』【第15回】黒瀬 裕貴
最期まで妻には秘密にしておきたかった。手で口を覆うと、痰に血が絡む…「肺がんなんだ…」しかも末期だった。
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小説『時空の溶解』【第3回】相川 一彦
「わがってほしい。一緒にいだがった。お前といつまでも!」もう直ぐあの巨大津波が町を襲う。それまでに俺が伝えたかった事は…
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小説『夜空の向日葵』【第14回】のがみなみ
「こんなとこ1分も居たくない」夫に対して、妻は「いいお部屋ですね。人が亡くなっただけで、家賃がお安くなるなんて…」
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小説『差出人は知れず』【第14回】黒瀬 裕貴
「思い……出した」「涼子——」どんな言葉を掛ければ良いか分からなかった。嘘だと否定すべきか、事実を伝えるべきか