自転車が潜望鏡の視野に入ってきた。ほんのわずかだが道は下りなのだ。その辺からスピードがぐんと乗ってくるはずだ。あと十数えると自転車はロープのところに来る。 ぼくは潜望鏡を倒して息をつめ、腹這いになった。光るスポークが麦の間に見えた。ぼくは腰を浮かし、体重を全部後ろにかけるようにしてロープを引っ張った。杉の幹とぼくの手の間でロープは一直線に張られ、激しいショックが手に伝わった。握りしめている掌の中…
小説
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『鋲【文庫改訂版】』【第7回】菜津川 久
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食欲を抑えることは、苦行の中でも最も厳しい苦行。食べなければ体は持たない!
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『刑事狩り』【新連載】人見 謙三
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『カナダの風』【新連載】森園 初音
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『羊を食べ尽くした男 中国仏教衰微の日』【第11回】山亀 春久
不老不死の夢を追う、唐皇帝たちの神仙思想と金丹の秘密
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『雲海のエガミ』【第10回】こた
「ここにあったのか…エデンの花…」幻と呼ばれる花がみつかった!
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『千恵ねえちゃん』【第9回】城 唯士
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