震度六の「福岡県西方沖地震」からやがて四ヵ月目になるが、まだ時々揺れては当日を思い出させられる。嘗て、十年前の神戸淡路島大地震の時は早朝で、関西在住の知人の話によると、まだ寝ていたので、下からつきあげられて、体が宙に浮いた程であった。と述懐していたのを思いだした。私の弟家族は、永年西宮市に住んでいるが、丁度この震災の被害をもろに受けた一家である。あの時はまだ寝ていたとの事、屋根が潰(つぶ)れ家…
エッセイ
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