米国で我輩のご主人を励ましている間にも日本と米国はそれぞれ目まぐるしい動きを見せ始めた。それは七月から十月の四か月間を見ただけでも顕著だ。日本側は七月二日御前会議で「帝国国策要綱」を決定、南部仏印(*)進駐が決まり、七月十八日には第三次九条内閣が組閣され、二十八日に南部仏印に進駐。一方米国側は日本の南部仏印進駐の動きに先んじて七月二十五日、在米日本資産を凍結。八月一日には日本側が一番恐れていた対…
[連載]柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第18回】坂田 憲治
走る緊張感。米国からの資産凍結、石油の禁輸。迫る一国をかけた決断!
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第17回】坂田 憲治
軍隊では命令の根幹は不動だが個々の作戦では現地司令官にある程度の裁量が与えられている。しかし外交交渉となると...?
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第16回】坂田 憲治
外交のプロの神業? ペテン師達の無責任な交渉の責任を負うのはたった一人…
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第15回】坂田 憲治
日本の役所が法案や改正案で好んで使用する「…等」と同じ「subject to」「of course」
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第14回】坂田 憲治
世に謂われる「日米了解案」。日米両政府で話し合われた七点とは?
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第13回】坂田 憲治
正式交渉とは関係ない四人がコソコソ相談している様は、怪しい気がすると進言するが…
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第12回】坂田 憲治
「黙れ! 交渉事には色々とあるんだ」と怒って席を立って出て行ってしまった…
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第11回】坂田 憲治
日本人特有の思い込み〝話せば分かる〞。現実は〝話しても分からない〞
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第10回】坂田 憲治
「駐米大使の補佐官兼シークレットサービス兼通訳」となって帰国した柴犬
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第9回】坂田 憲治
柴犬「日独が三国同盟でスクラムを組むと米国との交渉に大きな障害があるのでは?」
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第8回】坂田 憲治
愛犬ケン坊、ご主人に質問「この難しい時期になぜ駐米大使を最終的に引き受けたんですか?」
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第7回】坂田 憲治
"I get off here" は「揚げ豆腐ひや」!? 英語よりも日本語が通じる、奇妙な発音の米国英語
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第6回】坂田 憲治
日本にいる海外大使を「親日派」「反日派」で色分けするな!
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第5回】坂田 憲治
飼い犬の分際で「ご主人様、それは無茶な話だから止めた方が賢明です」とは言えず…
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第3回】坂田 憲治
柴犬「外交のガの字も知らないド素人」駐米日本大使(飼い主)唖然
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第3回】坂田 憲治
働きだす独特の嗅覚…駐米日本大使を拝命したご主人と犬の会話
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【第2回】坂田 憲治
柴犬のケン、商社勤めの傍ら英語教授として大学の教壇に?
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小説『柴犬回想記 真珠湾の静寂vsワシントンD.C.の喧噪』【新連載】坂田 憲治
「人間種族の言語、知識、一般教養を持った柴犬」の自己紹介