施設に私が先に行っておばあちゃんと待つことになった。おばあちゃんと私に会わせる前に、藤井奈々子さんという女性にはお父さんとお母さんが先に会う。でも、おばあちゃんにはそれは言わないんだって。予定の会合までまだ時間があったけど、お父さんたちがやって来た。「杏南、待たせたな。お母さんもお待たせしました」お父さんの後から、お母さんと見ず知らずの女性が一人ついてきた。「こんにちは。橋本文代さんと石崎杏南さ…
[連載]巨大鯨の水飛沫
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【第6回】喜田村 星澄
シロナガスクジラは人工鯨だった!? 本当は秘密の情報ですが…と語り始める女性
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【第5回】喜田村 星澄
飛び跳ねた巨大鯨が飛ばしたボトルメール。中に入っていたのは鯨からの手紙!?
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【第4回】喜田村 星澄
「くじら……」と思ったら跳ねた! 水しぶきが大波と一緒に向かってきて…
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【第3回】喜田村 星澄
どこに向かっていると聞かれたら、「戻れない旅」って答えちゃいそうな雲が空の方には見えてた。
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【第2回】喜田村 星澄
おばあちゃんがシロナガスクジラはいつ帰ってくるのかとしきりに聞いてきて…
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小説『巨大鯨の水飛沫 』【新連載】喜田村 星澄
「真面目に聞いてほしいんだけど」そう切り出した両親から、ショックなことを告げられ…