夕凪の白兎海岸日の没(い)りに 鰐の背岩の影ふかくある み社の春日しづけし神をよぶ 巫女おごそかに鈴ふる音す*巫女 神の力を授(さず)かるといわれる女性。神事の中で鈴を振りながら輪を描くようにめぐる。 王女のにほふがごとき牡丹花の 傘さしかけて威厳を保つ
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小説『ブルーストッキング・ガールズ』【第21回】杉山 正之
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