「あなたっ、大変、大変よ! 早く起きて、大事件!」純一はリビングから聞こえてくる常軌を逸した金切り声で目が覚めた。リビングに行くと、里美がテレビを指差し、「ほらっ、あそこよ! あそこが映っている」と、恐ろしそうでいて、どこか嬉しそうにテレビを凝視している。「なになに、どうしたの朝っぱらから?」「駅前の暴力団が全滅だって」「えぇっ! マジか」〈警視庁の調べによりますと昨夜零時半頃、指定暴力団火(ひ…
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