新婚旅行後、生理が一週間も遅れていた。いつもはきちんとくるため、間違いないと思った。翌日、産婦人科の場所を姑に聞いて診察を受けた。病院の中は、当然、妊婦さんばかりだった。マタニティドレスを着ている姿は何とも言えず幸せそうだ。お腹に赤ちゃんがいる人は聖母マリアの顔をしていた。私の隣に座っている女性は何カ月だろう? だいぶ大きいお腹が誇らしげだ。私は、自分のことのように嬉しい気持ちになった。幸せなミ…
新着記事一覧
-
エッセイ『プリン騒動』【第5回】風間 恵子
この子は私が守る。何があっても守りぬくと、誓った。
-
エッセイ『ボクは、笑顔でできている ~多くの人に支えられて、白血病と闘うことができました~』【第12回】向井 健一郎
食べてないのに吐きたくなる!なんでや!(なぜか関西弁)
-
小説『山田錦の身代金』【第4回】山本 モロミ
特級クラスの日本酒を造る米の田んぼ…草取りは凄い名誉なこと
-
評論『“発達障害かもしれない人”とともに働くこと』【第9回】野坂 きみ子
病気か?障害か?今も研究の途上にある「自閉症スペクトラム」
-
俳句・短歌『歌集 古事記物語・異聞』【第24回】松下 正樹
歌集「古事記物語・異聞」より三首
-
実用『ワークスタイル・ルネッサンスがはじまる』【第4回】松久 久也
どれだけ国境を閉ざしたとしても、ウイルスに国境はない
-
小説『花を、慕う』【第53回】堀田 冀陸
思わずぎょっとする。客が顔を覆っていた白布をはずすと…
-
健康・暮らし・子育て『もしかして発達障害?「気になる子ども」との向き合い方』【第4回】嶋野 重行
目立つ行動特徴をもつ子ども…障害と関連づける前に必要な視点
-
小説『アパルトヘイトの残滓』【第18回】竹中 寛
過去と現在の延長線上に、常に未来がある訳ではない
-
俳句・短歌『歌集 秋津島逍遥』【第36回】松下 正樹
歌集「秋津島逍遥」より三首
-
俳句・短歌『歌集 星あかり』【第24回】上條 草雨
歌集「星あかり」より三首
-
エッセイ『フランチェスカ昭子の手紙』【最終回】森川 昭子
私は私、他の人は他の人、私みたいな人生は送れないのだから…
-
エッセイ『霧中の岐路でチャンスをつかめ』【第15回】仲宗根 稔
五右衛門風呂でぬくぬく…突如若い女性二人が入ってきた!
-
小説『不倫の何がいけないの?』【第26回】安本丹
本当に名残惜しくて堪らないのは私のほう…その甘美な余韻
-
小説『緋色を背景にする女の肖像』【第20回】阿佐見 昭彦
華麗な夜の社交場を期待していたカジノは開店休業状態だった
-
小説『日出る国の天子』【第12回】三吉 不二夫
「これほどの量とは…」研究資料で足の踏み場もない書斎
-
俳句・短歌『歌集 旅のしらべ 四季を詠う』【第24回】松下 正樹
歌集「旅のしらべ・四季を詠う」より三首
-
小説『異世界縄文タイムトラベル』【第29回】水之 夢端
合コンで編み出した特殊な技芸!自らの意志で目を輝かせる男
-
ビジネス『死体検案と届出義務 ~医師法第21条問題のすべて~』【第6回】小田原 良治
「異状死体」の届出義務であり「異状死」の届出義務ではない
-
エッセイ『お色気釣随筆 色は匂えど釣りぬるを』【第16回】朕茂 短竿
子どもたちに不人気のイモリ。その呼び名は「イモーラン」