俳句・短歌 句集 2021.07.28 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第21回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 匍伏してまた立ち上がる野焼の火 下校児の傘がくるくる牡丹雪 つじかぜの素通りしたる葱坊主
小説 『天命愛憐[注目連載ピックアップ]』 【新連載】 せと つづみ 「慰謝料は、会社が提示した額の倍は要求した方がいい。」落雷事故にあって入院している最中に話しかけてきた男は… 空は鈍(にび)色の厚い雲に覆われていたが、わたしはその向こうに広がっているはずの、青く澄んだ空を思い浮かべていた。病院に入院してから二日が過ぎ、全身の痛みがかなり引いて、普通に歩けるようになったので、わたしは外に出てみることにした。一階の待合室を通るとき、隣国フルグナとまた戦争になるのではないか、と話している男の人たちの声が聞こえた。「政治体制や思想が全然ちがうんだから、どうにもならないよ……」…
小説 『オールtooヒューマン』 【新連載】 坂本 雅俊 バイクでガードレールに衝突して、意識を失った——昏睡状態から目を覚ました私は、顔も身体も…「別人」に変化していた。 山下恵一(けいいち) (東京の総合病院に勤務するガン治療のエキスパート 独身 五十九歳)清水由起夫(ゆきお) (東京の下町に住む溶接工 バイクで暴走行為を繰り返している 二十歳)井村マリ (清水由起夫の幼なじみで恋人 二十歳)水沢早智子(さちこ) (山下恵一医師が働く病院の救急病棟に勤務する看護師 三十一歳)♪『15の夜』作詞・作曲・歌 尾崎豊。総合病院の救急医療現場。舞台中央にベッド。金髪の青…