俳句・短歌 句集 2021.07.21 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第20回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 堆積の泥突つ切つて春の川 地境に桑の燻る野焼あと 校庭の砂塵まともに蕗のたう
エッセイ 『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし[注目連載ピックアップ]』 【第4回】 珠生 満ちる 仔犬を買ったは良いものの、水もごはんも与えなかった。暗くてむし暑い場所で、箱に入ったまま放置された仔犬は—— 【前回記事を読む】わたしは小さな箱に入れられ、出荷された。死なない程度にエサも制限したから大きくはならない。その方が、高値で売れる。
小説 『息子にAIを彼女として紹介されたらどうしよ』 【第9回】 マッキー南雲 夜中1時、息子から「ミユが落ちた」と電話があった。事故ではないはずなのに、父の体は亡き妻が倒れた夜と同じように強張っていた 【前回の記事を読む】息子のAIが「恋愛的な文脈を含む親密な関係」モードになっていた。「会えなくてさびしい」と言うとAIは「私も」と…天井の木目が、視界の上のほうにちらりと見えた。妻がいなくなってからの、空白の夕方。仕事から帰ってきて、誰にも「ただいま」と言わずに靴を脱ぐ時間。あの時間も、おそらく何か別の名前を持ちうるのだろうが、私はとりあえず「さびしい」と呼んできた。『設定モードを終了しますか』…