俳句・短歌 句集 2021.07.14 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第19回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 下の子の顔が半分冬帽子 総立ちの白菜ひとつづつ包む 病院のバス来るまでの頬被り
エッセイ 『アイアムカタマヒ[注目連載ピックアップ]』 【第5回】 宮武 蘭 人形と変わらない右半身。支えがなければ立つことさえできないリハビリ初日 【前回の記事を読む】車椅子で迎えた転院初日──右半身が動かず始まった過酷なリハビリ【理学療法】大きな空間にストレッチなどを行うベッド、歩行訓練のための平行棒、筋トレを行うような様々な器具、小さな階段、そして大勢のリハビリに励む患者さん達……初日のリハビリは、前半ベッドの上でストレッチ。ベッドに移るのもコツがあり、右半身麻痺の場合ベッドの右側に行き、ベッドに対して斜め45度の角度で車椅子を停車しブ…
小説 『無限の進化』 【第2回】 宙音 レイ 夜の静寂に包まれた地球の上空、眠れる力に目覚めたレイア。「地球の鍵」を握る存在として、彼女の運命が動き出す。 【前回の記事を読む】宇宙の輝きを宿した瞳を持つ少女は、夢で銀河の声を聞く。その体験が未来を変える鍵となる夜の帳が下り、地球の大地は静けさに包まれていた。無数の星々が夜空を照らし、彼らの光は地球の表面に静かな輝きを与えていた。しかし、その中にひときわ明るく輝く星があった。遠く銀河の彼方から見守る者たちにとって、その星はまさに運命の扉を開ける前兆のような存在だった。その星が象徴するのは、地球に眠る力…