春山大樹氏の新作『ダウトマン』好評連載中!

自称・完全能力者の探偵が怪事件に挑む『超能力探偵 河原賽子』で、多くの読者を楽しませてきた春山大樹氏。その新作『ダウトマン――真実を疑え』がGLOで独占連載中!

今作の舞台は警視庁。捜査権限を持たない部署「教3」で、変人係長と、東大卒のエリート新人警部補がコンビを組み、誰もが信じた「真実」を疑いながら不可解な事件の謎を解いていきます。

『ダウトマン』あらすじ

――君は、その人が死んだところを自分の目で見たのか?

 

警視庁刑事総務課刑事教養第3係、通称「教3」。刑事たちに雑学を教えるだけの部署で、事件を捜査する権限はない。
そんな「教3」に新たに配属された東大卒・捜査一課志望のエリート高井良(たかいら)悠。

 

悔しさを抱えた高井良は、世間を騒がせているY公園銃撃事件を独自に調べ始める。
深夜の公園で男が頭を撃たれて死んだ。しかしどういうわけか、頭を貫いたはずの弾丸が見つからない……。

 

「Y公園で殺人事件など起きてはいない」

 

自分ひとりのはずの部屋で突然ロッカーの扉が開き、変人係長・木曽天蓋(てんがい)が姿を現した。
死体はある。銃声も聞かれた。それなのに殺人ではない――?

 

“真実を疑え”。痛快ミステリー、開幕!

 

現在、「ダウト2――シェイクスピアを疑え」まで公開中。
そして「ダウト3――幽霊を疑え」が11/13~連載スタート!
13日は第1回~8回まで一挙公開予定! まとめて一気にお読みいただけます。

お楽しみに!

「ダウト1――銃殺を疑え」はこちらから👇
配属先は『刑事教養係』。だがこれは表向きで、裏では刑事部長からある人物を監視するよう指示されていた。その対象は、これから直属となる上司で…

「ダウト2――シェイクスピアを疑え」はこちらから👇
誰も彼と組みたがらない理由は、殺人現場での“非常識な行動”にあった…現場では絶対にありえない、刑事ドラマでよく見る行為とは…

本文の一部を特別に公開!

ダウト1――銃殺を疑え

 

松田は周囲をきょろきょろと見回してから高井良に手招きして自分の口に耳を寄せるよう指示し、小声で囁いた。

「君は刑事特別捜査係に任命された」

「えっ! 刑事特別捜査係! それって、刑事部長の特命事件捜査を担当するってことですよね」

 

松田は再び周囲を警戒してから囁いた。

 

「刑事教養第3係の係長に木曽天蓋という男がいる。君はそいつの直属の部下になるわけだが、彼の言動を逐一調査し、俺に報告するんだ」

「何でそんなことを?」

「詳しいことは俺も知らない。だけど、とにかくあの男は変なんだ。何が変かということは言葉ではうまく言い表せない。君も会ってみれば分かる」

 

ダウト2――シェイクスピアを疑え

 

「何ですか、これ。『ハムレット』……舞台のチケットじゃないですか」

「いかにも。シェイクスピアの演劇ほど男女の仲を取り持つ最高の舞台はない」

「いや、『ロミオとジューリエット』なら分かりますけど、『ハムレット』は重いでしょう」

「何を言うか。『ハムレット』は愛と欲望、裏切りと復讐の物語だ。これほど付き合う前の男女に相応しい物語はない」

「いや、愛はともかく、裏切りと復讐は縁起でもないでしょう」

「男女の関係になる前に、人間関係が如何に複雑で、恐ろしい悲劇の原因になりかねないことを承知しておくべきということだ」

「ほんと、性格捻じ曲がってるな……」

「要らないなら別によいが」

そう言って天蓋はチケットを内ポケットにしまおうとした。

「あ、いや、頂きますよ。この際贅沢は言っていられませんから」

高井良は慌ててチケットに手を伸ばした。

 

📱 ダウトマンの更新を見逃さないために

 

スマホのホーム画面にGLOを追加しておくと、アイコンを押すだけでいつでも読みに来られます。インストール不要・無料です。

iPhone(Safari):画面下の共有ボタン→「ホーム画面に追加」
Android(Chrome):右上のメニュー(縦に点が3つ)→「ホーム画面に追加」

追加するときは、GLOのトップページを開いた状態で操作するのがおすすめです。

 

▶ GLOトップページはこちら
▶ 詳しい手順はこちら(画像つき)

 

『超能力探偵 河原賽子』をまだ読んだことがない方はあわせてどうぞ!

傲慢不遜な美女探偵・河原賽子と、人生どん底の助手・那花麻利衣が、人知を超えた事件に挑むミステリー作品です。すでに完結済みなので、結末まで一気にお読みいただけます。

『超能力探偵 河原賽子』第1章はこちらから👇
「実力不足」と家庭教師をクビになった日、道で男とぶつかって眼鏡を破損。さらに顔に飛んできた紙には、信じられない悪口が…

『超能力探偵 河原賽子』の連載一覧はこちら