【前回の記事を読む】前6世紀後半に起源をもつディオニュソス劇場。神官やポリスに貢献した者だけが許されていた特別席に座ることができた!〇スパルタ兵士の楯 ストア・ポイキレには、「アテネ人がラケダイモン(スパルタ)人から、ピュロスから」と銘文された「スパルタ兵士の楯」が奉納されていました。この丸楯はペロポネソス戦争さなかの前425年のピュロス(スファクテリア)の戦いで、アテネ軍が投降したスパルタ人か…
新着記事一覧
-
エッセイ『ギリシアの遺跡を訪ねて』【第9回】荻田 譲二
「我はアゴラのホロス(境界石)なり」ホロス(境界石)は神聖かつ公的な本来の「広場」としてのアゴラを守る役割を果たしていた
-
小説『同じ名前の鳥が鳴く[人気連載ピックアップ]』【新連載】なつきめい
私は先ほど生まれた感情を恋心と呼ぶことにした――田所と名乗る大学院生は声が小さく、猫背で、頼りなく。しかしその唇にだけは…
-
小説『ジパングを探して!』【第7回】大和田 廣樹
亡き母からの手紙が伝えるのは、自分の人生に覚悟を持てというメッセージ――ある日僕を促すように、ベネチアへの航空券が届いた
-
小説『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【最終回】倉田 裕美
新卒の学生でさえかなり苦戦を強いられた就職氷河期に高卒で、技術も資格もない46歳専業主婦の私が就職した先は…
-
ビジネス『製造業のDXを3Dで加速する』【第7回】鳥谷 浩志
3Dデジタルツインで製造業DXを実現、全社的な生産性向上を図る
-
小説『寂しがり屋の森』【第7回】村松 凪
十歳に満たないくらいの男の子…幽霊だ。喉が、ひゅっと鳴った。――その時「あははは」幽霊が笑い、天使のような顔で…
-
小説『今は令和と申すのか』【第7回】おおいわ 美紅
「その朝の寝息ってさあ、夜這いじゃないの?」彼は何を言いたかったのだろう。ずっと、ずーっと、と言ったその先。
-
エッセイ『大波小波』【第7回】柊 ゆう
母から届いた封書…開封すると中身は空だった。――母からの手紙は生前それが最後となった。そこには何も入っていなかったけれど…
-
エッセイ『ぼんくら外交官の北朝鮮日記-2年間の「楽園」滞在見聞録-』【第7回】杉山 長
【元外交官が視た北朝鮮】北側との会議に初めて出席。4時間弱にわたる意見交換の中、慎重を期して発言を控えた。
-
ビジネス『なぜ職場では理不尽なことが起こるのか?[注目連載ピックアップ]』【第18回】中山 てつや
「自分の出世に影響してしまう..」そんな時こそ、上司から言われたことだけをすればいい。仕事が終わった後は、上司にぶん投げて「業務終了」
-
小説『毎度、天国飯店です』【第15回】竹村 和貢
「今日会ったばかりなのに、手をつないでくる女なの。私って」――彼女の指が俺の指を一本一本集めるように動き、されるがまま…
-
エッセイ『ゼロスタート[注目連載ピックアップ]』【第5回】靳 忠效
「新疆」に行けば、一生そこを出られないかも。みんなは嫌がったが「試験合格したら出られるから大丈夫」と言われた私は…
-
小説『幸せを呼ぶシンデレラおばさんと王子様[新連載記念ピックアップ]』【第7回】武 きき
「しばらくは男性と距離を置きたかったのに」彼は率直に話す方だ。面と向かって言われるとドギマギしてしまう...
-
小説『不確かな真実』【第10回】和亭 正彦
一瞬の表情の変化と動揺を見せた田代。――そして、目撃情報がなかった第三の人物の捜査にようやく進展が…!
-
エッセイ『孤高の歩み—虚無から創造精神へ—』【第7回】梅崎 幸吉
「犬殺し」に持っていかれたんだろう…当時、保健所の依頼で野犬狩りを職業とする人間を「犬殺し」と呼んでいた。
-
小説『あら、50歳独身いいかも!』【第2回】武 きき
10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…
-
健康・暮らし・子育て『ナルコレプシーと生きる[注目連載ピックアップ]』【第5回】川崎 俊
脳出血で倒れ、右半身麻痺になった祖父。できないことに目を向け落ち込み、笑顔が減った。そんな祖父の顔に笑顔が戻っていたのが…
-
エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【最終回】野村 よし
「3月に、伊勢に行こうね」「うん、行こうね」…二人で決めた。何度も何度も話し合った。だが、集中治療室に入った妻は虫の息で…
-
小説『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』【第13回】倉田 裕美
一カ月で十キロもやせ、外見がガリガリになった夫。ただ事ではないと感じ、一番先に癌を疑った。病院へ行くよう強く言った結果…
-
小説『大王の密使』【第8回】都丸 幸泰
「おれは宴には用無しだ。」「ほら、飲んで機嫌を直せ。」 腐る大犬と諭す老剣。英子様と我々では身分違いも甚だしく――