「でもお前はこれからか……少し遅いけど、じゃあ今から頑張らんとな。やりたいこととかねえの?」隆志にそう聞かれて言葉が出なかった。やりたいこと……ないのだ。隆志はいつもの、うどんをすすっている。「オレなんか、なんだって無理だよ」自分の不安がポツリと溢れる。「ほら、オレって口だけやん? 就活のタイミングも逃しちゃってるしさ。オレみたいなやつは、なんだって無理だろ」自分を思いっきり卑下すると、涙が溢れ…
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エッセイ『僕の大学デビュー天下取り物語』【第35回】松本 竹馬
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