「貴方、貴方、大丈夫なん?」美紀は靖夫が悪い夢にでもうなされているのかなと思い、半身を起こして軽く靖夫の肩を揺さぶった。靖夫は目を覚まさなかったが唸り声は止まった。チラッと見た枕元の時計は午前一時を少し回った頃を指していた。「悪い夢にうなされるなんて子供みたい。少し疲れているのかしら」そう思い美紀は労わるような視線でもう一度靖夫の顔を覗き込んだが、靖夫は安らかな顔に戻り寝息を立てていた。美紀は子…
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