由布島に童ごころにかへりたり 水色の蝶追ひてあそびき
【由布島(ゆふじま)】
海みえてたひらな黒島くさはらに 三千の牛食みて飽かざる
*人口二百二十名に対して三千頭の牛が放牧されている。
【黒島(くろしま)】
ざわざわと葉ずれの音のさはやかに さとうきび畑風のすぎゆく
*人口六百名の島の主産業はさとうきび。
【小浜島(こはまじま)】
四季がある日本は移ろいやすいのだろうか。
行き交う人々の心や街の景色は千変万化で、過去はさらに記憶の彼方へ押しやられてしまっているかのよう。
だが、南の島々には、あの戦争を経ても変わらぬ日本の心が残されていた。
過去と現在、時間の結び目を探しながら、日本古来の清き明き心を見つける旅の歌短歌集を連載でお届けします。
由布島に童ごころにかへりたり 水色の蝶追ひてあそびき
【由布島(ゆふじま)】
海みえてたひらな黒島くさはらに 三千の牛食みて飽かざる
*人口二百二十名に対して三千頭の牛が放牧されている。
【黒島(くろしま)】
ざわざわと葉ずれの音のさはやかに さとうきび畑風のすぎゆく
*人口六百名の島の主産業はさとうきび。
【小浜島(こはまじま)】