日本の我が家では、息子が渡米したので、娘との二人暮らしが始まった。
中学生の娘も家の鍵を持つことになった。パパが十年前に家を買ってくれた時に、4本の鍵と4つのキーケースを用意してくれた。
パパと息子のキーケースは黒地、私のはシルバー。どれもシンプルで気に入っている。
一つだけ、娘のキーケースは赤色にチェックのラインが入っていて、とてもかわいい。息子のはまだ傷んではいないが、すでにパパと私のキーケースはクタクタにくたびれて、あちこち剥げていたり、ボタンが閉まらなくなっていたり。
それでも、息子はもちろん、私もいまだにそのキーケースを愛用している。
パパが亡くなって一年が過ぎてから、それがいつだったかは思い出せないが、私はその一つだけ毛色の違う、赤色でかわいいキーケースと家の鍵1本を、娘に「パパからだよ」と渡した。
さぁ、いよいよ! 娘は少しだけ鼻の穴を膨らまし、真新しいキーケースに1本だけ家の鍵をつけて学校へ行った。
私たちは、いつのまにか、前に向いて歩けているのかもしれない。
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朝から何度もLINEしたのに返信がない。数時間後、寝室で冷たくなった夫を発見…それ以来、子どもから返事がないだけでパニックになり…
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