【前回の記事を読む】「え、これ結局何すればいいの?」曖昧な業務指示は、現場でブルシットワーク化…“誰も得しない仕事”が生む、最も厄介な問題は……

第1章 業務指示はコストであり、戦略的手段である

コラム 現場スタッフの「声」から見えてくる本部指示の課題

 

「で、どれが一番大事なの?」

 

「“全部やってください”じゃなくて、“これだけはやって”って言ってほしい」

「昨日の指示が今日になって“やらなくていいです”って、何だったの?」

 

現場は複数の指示に同時に対応しています。

その中で、優先順位が曖昧なまま進めると、「やるべきこと」と「できること」の整理がつかず、混乱が広がります。

意思決定の負担が、すべて現場に押し付けられている構図です。

 

「ちゃんとやってるのに、何の反応もない……」

 

「写真送っても何も言われないと、見てるのかな?って思っちゃいます」

「やってない店もあるのに、何も言われないなら、うちもいいかなって空気になる」

 

実行した成果に対して何の反応もないと、現場のモチベーションは確実に下がります。

「やってもやらなくても同じ」という感覚は、組織全体の実行力を蝕む大きな要因です。

“業務指示”は、伝えるだけでは意味がない

こうした声は決して例外ではなく、多くの現場で共通して見られるものです。

業務指示は単なる連絡ではなく、実行されて初めて価値を持つ「行動の設計図」であるべきです。

だからこそ、本部には「伝える」だけでなく、受け手が動けるように設計された指示文を書く力が求められています。

今こそ「伝える指示」から「動かす指示」への進化を始めてみませんか?