第2章 分かりやすい業務指示とは?

店舗が迷わず動ける業務指示には、最低限押さえるべき基本の型があります。本部の意図が正しく伝わるよう、書き方を整え、必要な要素を抜けなく盛り込むことが重要です。

本章では、分かりやすい業務指示に欠かせない要素とその書き方について、具体例を交えながら解説します。

書き方が統一されていること(読む・理解する工数の削減)

バラバラな書き方は、現場の負担につながる

店舗では、本部から毎日多くの業務指示を受け取ります。

しかし、それらの指示の書き方が担当者ごとにバラバラである場合、店舗スタッフが内容を読む際に余計な時間がかかってしまいます。

皆さんの中にも、指示の読みやすさを工夫して、色を付けたり、太字や文字サイズを変えたりしている方がいるのではないでしょうか?

実際、それぞれが独自の工夫をしていること自体は悪いことではありません。

しかし、ここで注意が必要です。その工夫が他の人にとっては逆に「読みにくさ」を生む場合があるのです。個人の工夫が統一ルールに基づいていない場合、店舗側で情報を理解する時間が必要以上に浪費される原因となります。

統一された書き方で、読む時間とミスは減らせる

一方、書き方が統一されていれば、情報を理解する時間を確実に短縮できます。

読み手が内容をスムーズに把握できるようになることで、店舗スタッフの作業効率が向上し、全体のパフォーマンスに大きく寄与するのです。

こうした工数削減のためには、個人の工夫ではなく、会社全体で共有された統一ルールが不可欠です。たとえば、次のポイントを統一することが重要です。

・各項目の順番(期日、目的、指示内容、回答方法、注意点、問い合わせ先など)

・文字の装飾ルール(色付け、太字、フォントサイズ変更のルールなど)

これらの工夫は、指示を書く側が「読み手の気持ち」になって考える姿勢から生まれます。

店舗で日々業務に追われるスタッフが、少ない負担で正確に指示を理解できる環境を整えることは、本部の重要な役割なのです。

 

【例】以下は、すべて同じ内容の業務指示です。

しかし、書き手によって書き方が異なると、ここまで見え方が変わります。店舗スタッフの気持ちを体感してみてください。

例1
例2
例3