なお、深部体温とは、いわば、体の「コア(芯)」の脳とか心臓、肝臓などの重要臓器の温度で、体表面温度より0・5から1℃は高くなっています。

図②は、若年者と高齢者の深部体温の日内リズムを比較したものです。Ⅹ軸が0時から 24時までの時刻を示し、Y軸が深部体温を示します。白いバーは若年者の睡眠時間帯、黒いバーは高齢者の睡眠時間帯を示しています。

高齢者は睡眠時刻がやや早まる傾向があり、入眠前に深部体温がかなり低下してしまう傾向があります。ただし、その低下の度合いは若年者に比べて低下傾向が強く、逆に入眠後は深部体温が大きく下がりません。一方、若年者では、入眠後から深部体温が高齢者よりさらに低下し、深夜~早朝に最下点に達します。

高齢者は若年者よりも早い時間に最下点を迎え、明け方に向けて深部体温が早めに、そして徐々に上昇し始め、中途覚醒や夜間頻尿が起こりやすくなっています。こうして午前の活動による上昇へとつながっていくのが特徴です。

若年者では深部体温が夜明けに最下点となり、深いノンレム睡眠につながりやすくなります。そのため中途覚醒がなく夜間頻尿は起きにくくなります。それから昼に向けて急速に上昇していきます。これらの深部体温の変化は、睡眠の深さや質、覚醒時間からの活動量に密接に関連していると考えられます。

次に深部体温と睡眠パターンの関睡眠の段階係について、若年者と高齢者の違いのグラフを睡眠中の尿量産生と発汗・蒸発に関する「仮想図」を図③、図④に挿入して作って次の項目で示します。

 

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