【前回記事を読む】展望デッキでプロポーズ。周りからは祝福ではなく冷たすぎる視線が…その理由を理解して「違う…違いますよ」と男は…

瞳にプロポーズ~年の差婚

「そうだ、こんなところに座っている場合じゃないわ」

瞳がいきなりキスしかけていた口を避け言い出した。

英介は瞳に何が起こったのかわからなかった。

「英君。今から私の家に行くわよ」

「瞳ちゃんいきなり何言っているの?」

英介は目が点になっていた。

「事は一分一秒を争う。そう決まれば早くした方がいいわ」

「どういうこと」

「さっき英君スカイツリーの展望台で夜景見てて私にプロポーズの言葉言ってくれたでしょう。それなのよ」

「それがどうかしたの。何かまずいこと言った?」

「はっきり言うとあの見た夜景の中で私は英君と新しい光をつくることはできないということなの……」

「えっ、瞳ちゃんの言っていることが全くわからない。さっきOKしてくれたよね……」

「実は私、結婚した後は両親のことが心配ということと、今まで通り仕事は続けていきたいということで旦那さんになってもらう人には申し訳ないんだけどマスオさんになってもらうことが条件になるの。英君ごめんね」

「えっ。じゃあご両親の近くに家を建てて、仕事を続けるのはダメなの。俺、家事はある程度できるよ。分担して楽しくやればいいじゃない」