【前回の記事を読む】子どもの過体重・肥満が世界的な問題に…食事の質が低下する「超加工食品」は、「食物」とは思えない“物質”で作られていて……

はじめに

NOVA分類法は、食品加工の度合いや健康への影響を評価するために、頻繁に利用されてきています。

グループ4に該当するウルトラプロセスフード(UPF)の摂取は、肥満、心臓病、高血圧、メタボリック症候群、抑うつなどの精神疾患、炎症性腸疾患などの慢性炎症性疾患、自己免疫疾患、がんなどの発症と関連づけられることが、疫学研究によってわかっています。

また2025年東京大学は「Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics」などで、3000名近い日本人の疫学的調査から、日本人のUPF摂取率は30〜50%、年齢が低く栄養に関する知識が少ない若い人、子供ほど多くを摂取していることを指摘しています。

これらのことから、糖質制限やUPF摂取に関しては、栄養に関する知識を小学生・中学生の頃から教育していく仕組みが必要と考えられます。個人の努力に留まらず、社会全体としての取り組みが必要です。

①世界・日本の糖質制限の歴史及び肥満大国日本の紹介・現実

②日本の栄養学は一体どうなっているのかという疑問が生じた理由

③糖質制限食の有用性

④当院での肥満外来・1日2食糖質制限食(糖質33%)の実際

⑤メタボ・ロコモ及びマスターズ陸上との関わり

⑥宇宙・生命・タンパク質分解機構・AGEs・軽量柔軟構造・ケトン体などの重要概念及び超加工食品(UPF)の恐ろしさ

⑦あとがき

⑧テレビ出演などのマスコミ報道

整形外科医師としては四十三年になります。この二十年間、考え行動してきた実践を通して、厚生労働省や日本糖尿病学会のデタラメさ(炭水化物50〜65%)を述べてみました。

著者と、石破茂首相(鳥取県選出。鳥取県・立憲民主党代表である県議会議員の興治英夫君は明石高校硬式野球部のチームメイト)、中谷元防衛大臣(防衛大学校1年後輩)、野田佳彦立憲民主党党首、財務省批判など言いたいことを言いながら亡くなった森永卓郎経済アナリスト(2025年1月、永眠)は皆、1957年生まれの同じ時代に生きてきた仲間・同士です。

皆さん、言いたいことを言っておられますが、「世の中を良くしよう、変えていこう」としての言動です。

日本の哲学者・西田幾多郎が『善の研究』で述べていますが、人生は「悲哀」であり、「善」とは「愛」を持って人類全体が平和で豊かな社会を築くことで、これを目指さないと意味がありません。

世の中を改善するためには、明白に言わないと世の中は変わりません。国の公的機関が、いかにいい加減かということです。いい加減というのではなく基本的な知識が欠けているのだと思います。戦時中の軍隊と同じです。改善していかなければいけない点は多々あります。

今の世の中は「明らかな」がまかり通っており、「不都合な真実」が隠されています。なお、炭水化物は糖質と食物繊維を足したものですが、食物繊維は栄養素として使われる量はわずかなため、炭水化物は糖質とほぼ同じとしました。

2025年8月 医療法人社団 中村整形外科リハビリクリニック整形外科医

中村 巧