「朝」という字
「朝」という漢字の響きが大好きです。解体すると「十月十日」になるのです。
これは、お母さんのお腹の中で、赤ちゃんが成長し生まれてくるまでの時間です。ともに一心同体となり、いのちを育み、大切に思いをはせながら日々を穏やかに健やかに愛おしく過ごす時間。
愛で溢れた時間をみんなこの世に生まれた人は過ごして誕生しているのです。どんな人も等しく、生まれる前に、その「十月十日」を過ごしているのです。
あたたかい「愛」という想念を宿して誕生しているのです。
わたしの解釈は「朝が来ると、人は何度でも生まれて人生を生き直す」です。
今、苦しい人がいたら伝えたいです。「あなたにも朝が来る。明けない夜なんてないのです。何度だって生き直せるのです。大丈夫、未来は明るいのです」。
今この瞬間にだって、命の灯は燃えていて、輝いていて、尊いのです。ひとりではないのです。守られているのです。命はずっと繋がってきていて、これからもずっと誰かのこころの中で生き続けるのです。今を生きることで叶うのです。
埼玉県教育委員会が作成している彩の国の道徳(中学校)の中に「命のタスキ」という素晴らしい教材があります。
主人公と母親とのやりとりがあり、母親への不満を爆発させてしまうのですが、母の生い立ちを知り、命の繋がりを教えられ、主人公が変わっていくという話です。
この教材を読んで生命について考えました。今ここにいる不思議さ、いつか終わりが来ること、ずっと繋がっていること、命のタスキを受け継いで今この瞬間を生きているということを考え、わたし自身も命を輝かせようと思えたのです。
ずっと遠い昔から受け継がれ、自分が受け取った命のタスキ。この生命は自分の命だけれど自分だけのものではないのです。
このことを忘れずに、大切にしていきたいのです。