【前回の記事を読む】健康のための糖質50〜65%摂取にはエビデンスがない?!約20年間で3630例の「肥満外来」を行ってきた整形外科医の栄養学

はじめに

西宮市立大社小学校・京都市立金閣小学校時代は水泳(5年時西宮市自由形25m優勝・6年時京都市自由形25m・50m優勝)・少年野球、中学は軟式野球部(ショート、4番)、兵庫県立明石高校時代は硬式野球部(一年でサード、3番)。

大学受験では国立医学部は全滅し、和歌山県で11人中トップの成績で入校した防衛大学校理工学部に入学・中退し、一浪で徳島大学医学部へ進学。小・中・高・大学全て入学したところを卒業したことはありません。全て転校しています。

医学部では準硬式野球部(センター、4番、キャプテン)。勤務医になってからは軟式野球及びウインドサーフィンやディンギー(小型ヨット。冬の風の吹く日にはドライスーツを着て、車に積み運んで勤務した病院近くの空海の育った香川県三豊市・大分県別府市・坂本龍馬、やなせたかしの育った高知県の海でセーリングしていました)、フルマラソン(十数回)、登山、スキューバダイビング、素潜り(ヤスで魚を突(つ)き刺す)など多くの運動を経験してきました。

いわゆる体育会系でした。勤務医の40歳までは、180cm・68kg・BMI21・体脂肪率12%とすこぶる健康でした。しかし、開業後40歳から45歳の5年間、朝から晩まで患者さんが殺到し、ヘトヘトに疲れ果てて食生活が乱れました。

夜10時以降に帰宅する時、夫婦で車の中にてコンビニで買ったジャンクフードを美味しい美味しいとパクパク食べ、スポーツ飲料(糖質・当時は健康のために良いと思っていました)を飲み、いつの間にか82kg・BMI25・体脂肪率25%と肥満の入り口に達しました。疲れるからさらに体力を維持しようと食べる毎日でした。

腓腹筋のつり感(こむら返り)、階段での膝の違和感(変形性膝関節症)、腰痛、水虫(足白癬)、咳(肺感染)、指先の冷感(循環不全)、大きないびき(睡眠時無呼吸症候群)、易疲労感など体調が徐々に悪化していきました。「歳かな? 長いこと開業医を続けることは無理かもしれない」と感じ始めていました。