2月1日~13日

演劇“うちわをなくした天狗の子”の公演の最中に、天狗の子のおとうさんが出てくる場面で、けいた「てんぐのおとうさん、おとうさん! おとうさん!」。翌日も、同じ公演を見た時は、小声で「てんぐのぱぱ」。

2月14日 聖バレンタインデー~24日

母とチョコレートの指切りをする。母「いくつほしい?」けいた「ふたつ、けいちゃん、ちょこれーと、ありがとっていえるよ」。前もって言われてしまう。そして、はじめてバレンタインチョコをもらった。母「ご飯を食べてからにしようね」、けいた「ごっこでした、ちょこれった」

母「転んで泣いた時、助けを求めるのはいつも、ぱっぱぁー! なんだから」。

母がトイレ中に、けいたが戸を開けて、弟に「ごらんください、ごらんください」、なんと言うことを……。

昼食後母がりんごの皮をむいていると、けいたが急に台所に行って、皮入れのざるを持ってきたり、弟にいり卵を食べさせたり、頼まないのによく手伝いをする。なにか魂胆?「せんたくもの、おわっちゃったの?」「ドラゴンボールぼくもほしいよ」。やっぱり、でもおてつだいしてだからねぇ、あまくなってしまう。

2月28日~3月9日  【2歳7か月】

けいたが「おかあさん、おかあさん」と母に抱きついた。そこへ弟も来たので、母が弟に「りきくん、どうしたの?」、母にだかれたまま、けいた「きにしない、きにしない」。

3月11日~26日

午後のおやつを食べながら突然楽しそうに笑う、本当に心から楽しくてしょうがない、と言うように。その様子に、父・母の心もなごんでとける。

16日、父、知人と海外旅行~25日まで。

今月初めよりけいたの替え歌はすべて「ぱぱ」の詩になっている。午後は母の知人の犬と遊ぶが、からかいすぎて手を少しかまれる。その後も、ちょこちょこ犬に手を出して知人をハラハラさせる。母がクレヨンでなぞり書きを教えると、けいたの絵の世界がさらに広がるようだ。

母「けいちゃん、鏡の前で仮面ライダーの練習してるの?」、けいた「ちがうよ、かめんらいだーごっこだよ、ごっこ!」、母「りきちゃん、パパからインドのハガキだよ」、けいた「ちがうよ、けいちゃんのぱぱだよ」、母「マイッタ、マイッタ」。

昨夜からの雪が約20cm降り積もった。しめった重たい雪だが、けいたがはだかんぼうで雪の中を走りまわっていた。

 

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