社格最上位の両神宮は古来、軍神として武人の尊崇が厚く、歴代王権が東方の蝦夷を征討する際には武運長久を祈願している。因みに、社格は明治政府の太政官布告(1946 年廃止)で定めた神社の格式を指し、現在の最上位は神宮(伊勢、熱田、橿原、明治、平安等)である。
神宮は歴史の古さではなく、天皇家又は三種の神器に関わる、格式の高い称号とされる。
大国主神は天照大神の要求を受け入れる条件に、巨大な社殿の建造を求めたとされる。いわゆる、「国譲り」である。祭神が大国主神である出雲大社は日本最古の神社といわれ、この社殿が出雲大社の淵源ではないかと考証される。
国譲りが妥結した結果、天照大神の孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)は、国譲りをされた豊穣の地を治めるために高天原から日向の高千穂峰(霧島山)に降臨する。この際、天皇の認証に必要な三種の神器、豊穣を約束する稲の種を授けたとされるが、異論、諸説も多い。

素戔嗚尊が追放された降臨とは違い、平和裡に治国の正統性を主唱する天孫降臨である。記紀の皇室系譜によれば、瓊瓊杵尊のひ孫の子供であった神武天皇が初代とされる。従って、神であった天照大神の血筋を受け継ぎ、地上で誕生した神武天皇も神の系統という論理を展開したのだ。
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