【前回記事を読む】皇室が奇跡に近いほど永く続いている主因は... 「日本書紀」にあった。史書に潜む、権威を絶対的にした巧妙な智恵。③ 記紀編纂の主旨記紀作成の問題を簡易に挙げておく。編修に時間を要した割に、国史となる記紀は神話、伝承等を寄せ集めて体系化しているので矛盾した内容、一貫性に不整合、欠陥も見られる。この理由の一つは、初めての壮大な歴史書編纂事業であり、計画から完成までの運営管理が未整備…
[連載]百名山心象風景
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歴史・地理『百名山心象風景』【第6回】平山 喜代志
抗争や生殺与奪の歴史に正統性を持たせたい…『古事記』『日本書紀』編纂では、神話化・こじつけ・誇大修飾は必須だった。
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歴史・地理『百名山心象風景』【第5回】平山 喜代志
皇室が奇跡に近いほど永く続いている主因は... 「日本書紀」にあった。史書に潜む、権威を絶対的にした巧妙な智恵。
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歴史・地理『百名山心象風景』【第4回】平山 喜代志
『古事記』同様天武天皇の勅命で編纂が始まった『日本書紀』。持統天皇の寵遇を得た藤原不比等が編纂を主導したかもしれない?!
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歴史・地理『百名山心象風景』【第3回】平山 喜代志
修飾、誇張、改竄は権力者の常套手段。天武天皇が作成した『日本書紀』は国の正当な史書だが、当時を振り返ると......
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歴史・地理『百名山心象風景』【第2回】平山 喜代志
日本人はどこから来たのか? ――海洋では、途中で引き返すこと、止まることが許されない。生死をかけて大海に乗り出した人々が…
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歴史・地理『百名山心象風景』【新連載】平山 喜代志
「人はなぜ山に登るのか」記憶を頼りに山を登ると見えてくる、社会・宗教・国家。登れば感じる様々な思い―