ライフシフトとは
「ライフシフト」という言葉は、ロンドン・ビジネススクールの教授リンダ・グラットンとアンドリュー・スコットが共著『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』(2016)、『LIFE SHIFT2 100年時代の行動戦略』(2021、ともに東洋経済新報社)で使って有名になった。
「人生100年時代」になると、「教育→仕事→引退」と進む従来の3段階(スリーステージ)人生モデルとはまったく異なり、柔軟な多段階(マルチステージ)人生モデルが求められてくるのがライフシフトの主要な原因だと彼らは主張した。
しかし、もしも現在の生き方が十分に満足なものだったら、寿命が少々延びたくらいで、他の生き方に変えようと思うだろうか。私は疑問に思う。他にもっと大きな原因があるのではないかと、自分の経験から考えている。この本では、そのことをお話ししたい。
ライフシフトの本当の原因は、長寿化という「時間的な原因」より、この本の主題になるが、技術的な進歩による労働環境の変化という「空間的な原因」の方が大きいと私は考えている。
若者よ、人生は捨てたものではないぞ!
用語について
この本では、「人生設計」という言葉を、人生の職業的・家庭的な面を考えるという意味で使っている。しかし、英語で「ライフプラン」とか「ライフプランニング」というと、主として引退後の生活資金のような経済的な将来計画の意味となり、保険会社などが使うことが多い。本書では、そのような意味はない。
①https://kanazawa-doc.com/2021/12/29/
②https://kokusai-h.metro.ed.jp/
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