【前回の記事を読む】80歳を超し、死は母の身近にある。知人が永眠された時、母には知らせないつもりでいた。が、母の方から言ってきた。
14.瓢箪から駒が出る
思いがけないことが起こること。2016年11月
合唱団の説明会をするという日、当初予定があった私は欠席のはずだった。それがひょんなことでその用事がなくなった。
一緒にその用事に関係していた幼稚園から中学校までの同級生に、前日になって「児童合唱団ができるから、そのお手伝いを一緒にしない?」と誘い、彼女も関わることになった。
11月10日の説明会に20人位の小学生が来てくれた。お母さまとお子さまに話を聞いてもらい、その1週間後第1回目の練習を実施した。
さすがに合唱をやりたいと集まった小学生たち、いい声をしている。説明会の時に渡した楽譜で予習をしてきた子もいた。明るくて素直でかわいい。
数日後、駅から母がいる施設に向かって歩いていると、目の前を通り過ぎようとする小学生に「あ、合唱団の先生!」と言われた。先生ではないが、声をかけてくれたのが嬉しかった。ちょっとおしゃべりして別れた。町の子どもたちと素敵なつながりができた。
瓢箪から駒が出る、と言いたくなるような展開で話が進み、私の暮らしに思いがけず新しい楽しみができた。
15.来年のことを言えば鬼が笑う
よくわからない先のことを言っても始まらない。2016年12月
来年のことを言えば鬼が笑う。
一年経つのは早い。新しい年はもうすぐそこに来ている。来年の予定ももういろいろ入っている。
1月、新年早々劇団四季の『ウェストサイド物語』を観に行く。久しぶりのミュージカル観劇。四季フリークの血が騒ぐ。