【前回の記事を読む】母が天寿を全うして旅立った――85年に満たない人生だった。5年前に脳梗塞を発症し最期は介護老人保健施設で迎えた10時すぎ、施設に駆けつけて母が生涯を閉じたことを確認したら、あとは儀式に向けての準備に追われた。一度家に帰り、葬儀屋さんにお願いし、お寺に知らせ、その他必要なところに連絡した。また施設に行き、母の部屋を片付けて、退居。家に戻った。母が帰りたがっていた自分の家。布団を…
[連載]愛しき日々を ことわざで綴る私の日常
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第10回】佐伯 知香
「わぁ、いい!」祭壇の母の顔を見てそう思った。母の70歳のお祝いに娘息子3人がプレゼントしたウィーン旅行のワンシーン
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第9回】佐伯 知香
母が天寿を全うして旅立った――85年に満たない人生だった。5年前に脳梗塞を発症し最期は介護老人保健施設で迎えた
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第8回】佐伯 知香
「年内もたないかも?」心配していた母の体調は施設の方おかげで今は持ち直したが、自分の手で食事ができず…
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第7回】佐伯 知香
80歳を超し、死は母の身近にある。知人が永眠された時、母には知らせないつもりでいた。が、母の方から言ってきた。
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第6回】佐伯 知香
「これって、映画の犯罪シーン?!」思いもよらぬ出来事に一瞬呆然としてしまい…海外旅行の失敗談とその後の教訓
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第5回】佐伯 知香
2016年の熊本地震と2005年の福岡県西方沖地震を体験――「天災は忘れたころにやってくる」
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第4回】佐伯 知香
「何がどうなったか全然わからん……」と口走って意識を失った――ひき逃げだった
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第3回】佐伯 知香
【先行配信】初めての母のショートステイ。多少の罪悪感…しかしその間しばらく介護から解放される。「鬼の居ぬ間に洗濯」だ
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【第2回】佐伯 知香
【先行配信】共通一次試験一期生だった私。希望の国立大学は受験できず私立大学へ。そこで出会った「同病相憐れむ」K子
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エッセイ『愛しき日々を ことわざで綴る私の日常』【新連載】佐伯 知香
【先行配信】「ことわざ」をテーマに綴った日々の面白エッセイをお届け!「初心忘るべからず」より、最後のチャンスと臨んだ就職活動が成功し…