コロンビアのサンドラ

1月9日(水)

新年第1週3日目。なかなかハードな日課だけれど何とかリズムができてきた。授業が面白く何とかついて行くことができているのが嬉しい。特に隣のロシア人のコスタは長い逗留で顔が広く面白くムードメーカーで率直。

大きな英英辞書をしょっちゅう引きながら私に見せてくれる。私の電子辞書には英英辞典がないけれど時々出して調べると、「Japaneseは違うよ」、明るく笑い飛ばしてくれる。

便利だから使っているけれど、厚い辞書を持ち歩いているコスタの姿勢に感心する。私に一番近い年齢。

「ソ連時代」についてもいろいろ知っているようで、興味深い。

新しい生徒が入った。韓国と日本の女性、二人とも真剣に学ぼうとする姿勢を感じる。

本日のランニングは18km(計61km)の新しいコース。途中でどうしてこんなところで会うのといった場所でコロンビアのサンドラとすれ違う。

「ハイ! サンドラ」。びっくりしたサンドラ、後ろを振り向きながら「Ryo!」。彼氏?と歩いていた。

美人な彼女はモテモテだ。英語を学ぶ目的もはっきりしていて教室では熱心に発言する。

1月10日(木)

ロシア人のコスタが私のこれからのやりたいこと(夢)について聞いてきた。

アフリカ、ジンバブエの小学校でギターを弾きながら子供達の前で歌っている Youtubeにアップしている動画を見てもらった。大変興味を示してくれた。

授業の中で職業について話題になった。自分がなりたくない職業として、Teacher といったクラスメイトがいて皆が頷いている。

「大変な仕事だ」。これから職業に就く準備をしている人たちとはここが自分と違うところだ。このときばかりは英語がスラスラ出てきた。

「私は34年間中学の教師で理科を教えてきました。理科だけでなく子供達がトラブルを抱えたとき彼らと話し合い解決してきた。今も多くの教え子達と交流しているよ。大変だけど喜びもたくさんある!」と大きな声で発言した。

「Sorry! あなたは教師だったね。発言取り消します」。どっと笑いが起きた。自分のいる立場が他の人とは違うことを自覚させられた場面だった。

最後の授業後ルームメイトと