マルタでの年越し
12月31日(月)
2ヶ月のマルタでの生活が終わる。
「寂しいけれど寂しくない」。これが今の自分の気持ちかな。地球(時間差)を意識しての年越しになっている。あと50分で日本は新年を迎える時間。
自分は今から買い物にいき新年の食料を買う。マルタでも多くのお年寄りを見かける。よたよたしながら支え合って散歩をしている老夫婦をよく見る。歩くのも辛そう。でも自分から見ると幸せだなと思う。自分はもうそういう幸せは得られない。
とはいえ今年も元気で終わることが有難い。ホームページ、フェイスブック、メールと「一人でいても一人でない」を感じさせるもののおかげ、仲間の声、家族の支えそして天国の妻の支えがあって頑張れるのかなと思う。感謝の一年だった。
1月1日(火)
一人での静かな年越しもいいなぁと思っていた。しかし嬉しいことに若者から年越し蕎麦をご一緒にというお誘いがあった。
もちろん断るわけにいかない。2、3人ならば静かに語り合えるなと思ったらそれ以上が集まりそうだという。
「それなら遠く日本を思いながら『ふるさと』をみんなで歌いませんか、ギター持参で参加できれば嬉しいですが」というと「是非是非」と受け入れてくれた。
ただ今日は大晦日。贅沢していいやぁ! お寿司を食べたかった。
そこで私は1年を振り返りながらゆっくり飲み食べることは欠かせないと思った。
次回更新は8月6日(水)、21時の予定です。