【前回記事を読む】【60代のひとり旅】日本はあと50分で年越し。2ヶ月の時が過ぎ、マルタで新年を迎えることに

マルタ共和国3ヶ月の旅
2012年11月1日~ 2013年1月30日

この指とまれ練習会

1月1日(火)

予約で満席のところ何とかカウンター席を用意してくれて、日本人シェフの巧みな手さばきを見ながら食べた。そして、シェフの苦労話もたくさん聞かせてもらった。

遠く両親を思いながらの優しい話に感銘を受けいい時間を過ごすことができた。若いECメイトには申し訳ないけれど時計を見ると10時過ぎ。

もう終わっているかなと連絡をとると迎えに行くと言ってくれる。少し酔っ払い気味で何度かのすれ違いの末やっと意外にもすぐ隣の会場に到着できた。

テレビもない。マルタの年越しの瞬間、みんなで乾杯! 「そろそろやりますか」とギターを準備した。

すると日本人の19歳になったばかりの若者もギターを出した。彼には本気でやるなら安くてもいいからギターを手に入れた方がいいよ、と言っていた。

7000円だったという。私が歌うと適当にいい感じで合わせてくれる。話をするときはバックで感じの良い音を出してくれる。

韓国の仲間もいてアリランという歌を歌ってくれた。英語で『花はどこへ行った』を歌うとその青年が「すげぇ発音きれい」などとつぶやいてくれる。

思いも寄らない、いい時間を過ごすことができた。この青年と少し練習してマルタを離れるときコンサートができるかも知れないと楽しみになってきた。

明日は、私が主催する「この指止まれ! 地中海初日の出ラン早朝6時スタート」があるのでと席を立ったのが午前1時過ぎ。