「製造業DX× 3D」を加速する3Dデジタルツインとは?
なかなか進まない製造業DX×3Dを成功させる方法として、最も成功の可能性があるとしたら、日本の強みをそのまま活かせるDXを実現することだろう。
デジタル家内制手工業の状態にある日本の強みとは、「現地現物による擦り合わせによる品質の造り込み」であり、「複雑な図面を読み解く高度な現場力」である。この強みを活かしつつ、デジタルで生産性を上げる方法はないだろうか?これを解決するために考え出したのが「3Dデジタルツイン」という考え方である。
現地現物と図面にあるすべての情報を表現する3Dモデルを構築し、現地現物と図面をそれによって置き換えてしまおうというコンセプトだ。ラティス・テクノロジーという会社はXVLという3Dデータの軽量化技術を持つので、XVLに現物と図面の持つ情報を集約すれば3Dデジタルツインを実現できる(QR03)。

QR03:製造業DX推進のカギを握る3D設計(5)3Dデジタルツインを再考する
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