翌日からも追い打ちをかけるように、横になることもできないくらい家事に追われた。このことが腎臓の悪化をさらに促進させた。

生まれたばかりの長男が泣いていても抱き癖がつくから泣かせておけと言われた。そして、ここでも全てを心の奥にしまい込み反論ひとつしなかった。

実家の両親にとっても初孫で、いっぱい抱っこもしたかっただろう。特に母は会いたくて会いたくて遠慮しながら退院後に夫の実家にいる孫の顔を見に来た時も、抱き癖が付くからと少ししか抱かせてもらえずにベビーベッドに寝ている長男に笑いながら話しかけることしかできなかった。

こういった生活が6年半続いた頃、結婚してから夫の給料明細を見せてもらったことがなく、夫から給料を渡されることもなかった。夫のお母さんから生活費として6万円を渡されていたので、苦しくても何も言えなかった。

夫は月に2回は日曜日にゴルフへ行っていたので、勇気を振り絞って給料のことを夫に聞いてみた。すると信じられない言葉が返ってきた。

「なんでそんなこと聞くんだ。俺はお前たちのために働いているんじゃない!!」

「えっ⁉」

(わたしには外へ働きに行くな! と言っておきながら、お前たちのために働いていないって、なんじゃそりゃ。わしと子供らはどうやって生活して行けばええんじゃのう、よぉー!)

今まで仕舞い込んでいたマグマが心の奥底から一気に噴き出して爆発してしまった!! 最初の出産から4年後に生まれた娘と長男を連れて家を出た。

この時、長男5歳、長女1歳。

 

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