【前回の記事を読む】別居生活4か月。夫とお義母さんが易者さんにわたしのことを占ってもらったら「連れ戻したらこの人は死ぬよ」と言われて離婚!

二度目の結婚、そして離婚……

保育園に行くようになると、リンゴ病、溶連菌感染症などの流行り病にひと通りかかった。リンゴ病は母親のわたしも子供から感染した。頬がチリチリと痛み、発熱して次第に両頬がりんごのように丸く赤くなった。

事務の仕事を始めてから4年が過ぎた頃、同じ会社の営業の男性から「3人と家族になりたい」と言われて、心細かった生活から脱却したいと、子供たちの気持ちより自分の気持ちを優先してしまい再婚した。お互いにバツ一だった。しかし、お金にルーズな人だった。これも再婚してから分かった。わたしはホントに男性を見る目がない!と心から自分をなじった。

命を懸けて、自然分娩では危険で帝王切開で3人目を出産し、父が亡くなった時の遺産を頭金にして千葉県の夫の実家の近くの建売住宅を購入し数年が経った頃、再婚してからずっと夫に小口だが借金の返済があることやボーナスや貯金を使い果たされてきていた矢先、返しても返しても家を担保に消費者金融から多額の借金を繰り返し、もう少しで家を競売にかけられるところまでのこともあった。

何度話し合っても一向に改善されなかった。夫婦共働きなのに、もう何のために仕事をしているのか分からなくなっていた。働いても働いても借金の返済に追われる日々だった。それに父の遺産で買った家だけは失いたくなかった。

小学生の娘が学校から帰って、ひとり留守番をしている時に、何度も玄関をピンポンされ「居るのは分かっているんだぞ!」と、いう男の人の声がとても怖かったと聞いて、いてもたってもいられなかった。

末の子が小学校に入った頃から、上の子供たちからは「お母さん離婚してお義父さんと離れて4人で暮らそうよ」と、子供にも心配をかけさせてしまっていた。