恵那エネルギー環境研究所の最初の自然エネルギー研究施設の「太陽光発電」は,2000年11月設置で,2000年12月稼働です。設置費用460万円ほどしたと思います。もちろん補助金もあったのですが,100万円弱で,おおむね350~380万円程度かかったと思います。

当時は,非常に高額でしたが,導入の決め手は,どうしても自然エネルギー研究設備が必要だということと,先行投資によりある程度回収できるのではないか。さらに,自然に優しいということを実感し,地球に貢献できると考えたことです。

この高額な資金はどうするのか,それは割と簡単で,「自動車を買い替えない」ということです。もちろん新車など買ったことがないのですが,自動車を買わなければ可能です。

私の場合は,中古を10年以上乗るという生活をしていますので,エコライフスタイルの観点からも重要な実践で,なんとか資金を生み出すことにつながるのです。

ここで一番問題になったのは,どのメーカーの製品にするかです。つまり,設置しようとしている自宅の屋根が小さくあまり枚数がのらないのです。

現在通常レベルで10Kw未満が認められていますが,当時2000年頃の主流は,4Kw未満程度だったと思います。ところが各メーカーの情報が全くありませんし,近くで太陽光発電を設置している住宅などありませんでした。もちろんインターネットもそれほど普及しておらず情報収集は困難でした。

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