わが家のお世話をしてくださっているケアマネジャーさんが、これから先のことを考えると、今こういうサービスを利用して慣れていった方がお互いのためにいいと言ってくれたので、私も決心して、母をショートステイに行かせることにした。

多少の罪悪感もあった。しかし、遊びに行くわけでもないのに、どうしてこんな気持ちにならなければいけないのだろう、と理不尽にも思った。

講演会の場には勉強会の仲間も来ており、久しぶりの再会が嬉しかった。参加できてよかったと心底思った。

7月にもイベントがあり、母にショートステイさせようと思っていた。その矢先に母は具合が悪くなり、介護老人保健施設に入れることになった。これからの猛暑を考えると、その方が安心ではある。

そして私はその間しばらく自宅での介護から解放される。週2~3日、様子を見に行ったり洗濯物の世話をしたりはするが、自分の時間はできる。いつまで続くかわからない介護。

鬼の居ぬ間に洗濯である。

5.朋有り遠方より来る

遠方から仲の良い友が来てくれて嬉しいということ。 2015年8月

今年は8月13日が休みだった。 

朝、メールを開くと、バンコクに赴任中の友人から「一時帰国する、会えないか」という連絡が来ていた。

20年余前に「福岡県第24回青年の船」で一緒に旅した仲間(「青年の船」事業は国や地域や県単位であるが、私が参加したのは福岡県青少年対策課が募集したもの。県政100年を記念して始めた、10代から30代の有志が船で外国を訪問し交流・研修をする事業。27回で終わった)。