『ムーン・パレス』P・オースター 柴田元幸 訳 新潮文庫 一九九七年

孤独と闇の中より人生の展望を見出す

著者ポール・オースターの自伝的小説である。

あらすじは、母を亡くし、その後面倒をみてくれた伯父を亡くして天涯孤独になってしまった主人公マーコ。自暴自棄になるが、命を落とす寸前に友人に助けられる。

その後、祖父に会い、また生き分かれていた父に会い人生が開けてくるというお話。

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