小説 ファンタジー小説 仲間 平和 2024.06.01 “別な地球”の住民が全てエリート階級である大都会島で生まれた「ぽろもき」。1歳で上位様と呼ばれる特別な権力を持った家庭に望まれて預けられるようになったものの、それは孤独な日々の始まりだった 【イチオシ記事】我が子を虐待してしまった母親の悲痛な境遇。看護学生が助産師を志した理由とは 【注目記事】あの日、同じように妻を抱きしめていたのなら…。泣いている義姉をソファーに横たえ、そして…
小説 『終恋 [人気連載ピックアップ]』 【第4回】 高生 椰子 初恋の人と40年ぶりに会うことに。待ち合わせ場所で(あの人なら会いたくないな)と思っていると「緑のジャンパーを着ています」と… 【前回の記事を読む】40年会ってない元カノに会いたくなる男の心理って? 男友達に相談すると「俺なら会わん。何かあるで、それ」…嫌な予感がする待ち合わせ場所である梅田駅前のビルに着いたのは約束時間の15分前だった。一階の書店で10分程雑誌の立ち読みをするが、文字が頭に入ってこない。5分前に指定したエレベーター付近に移動すると何となく彼に似た細見で小柄な男性がリュックを背負って立っていた。ちょっと似…
小説 『第二ボタンいただけますか』 【最終回】 福岡 富子 「俺、脊髄腫瘍なんだ。ゆくゆくは車椅子の生活になる」プロポーズのようなセッティングで、病気の告白をした。 【前回の記事を読む】「実は俺、病気なんだ」知之の決死の告白に家族は肩をふるわせ涙をこぼした。一方地元の同級生は町の活性化に頭を悩ませ――聡一郎と史がレストランにいる。聡一郎が選ぶレストランは、いつも素敵で料理もワインも抜群だ。いつからか、「聡一郎さん」「史さん」と呼び合うようになっていた。「史さん、今日も素敵だね」「聡一郎さんも」「史さん、松山のご両親に会いたいんだけどどうだろう」「え? 両親に…