【図2a】リコーダーの指番号
【図2b】 鍵盤ハーモニカとリコーダーの指遣いの混同

1)田中博史『追究型算数ドリルのすすめ』、明治図書、1995、pp.106-109.

2)本来は音名で「B」(ビー[英語])「H」(ハー[独語])や「ロ」と表示すべきですが、以降も、一般的に用いられているドレミで記していきます。

3)穴を指で塞ぐ前に、リコーダーの手入れの仕方、そして息の様々な強さについて最初の段階で触れておくとよいです。ものすごく強い息で吹いてみる(ぴぃー!)と騒音が出ますが、「その音は、今後、曲を通常の演奏する場合には出さないように」と確認しておいたり、最も弱く吹くとどうなるか~さっきの「ぴぃ~!」の一歩手前までの範囲を、自由自在に吹けるようにしよう、という形で、自在に息を操作したり、好ましい音を探したりできるようにしたいところです。指を使うのは、そのあとにします。子どもたちにとって、息と指とをいきなり同時に操作するのは、とても大変なことでもあります。

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