倉敷市内篇
瀬戸大橋遊覧とむかし下津井廻船問屋、下津井城址、野崎家別邸迨暇(たいか)堂へ 2009年2月21日(土)
最初の目的はブログで見た和食の店「うち田」に行く事でした。児島田の口のハピーマート向かいに2月5日にオープンしたばかりの和食のお店。
予約なしに行ったのでカウンター席でしたが、1,500円で素材も多種類、手の込んだ繊細なお料理、主婦の私は手間の事を考えただけでもすごいと思いました。ただしそのクラスだとお刺身とか天ぷらなどはなくて、男性だと量が物足りないようです。(現在は閉店)
せっかく児島方面へ来たので、鷲羽山へ足を伸ばしました。レストハウスのある展望台からの眺めを楽しんでいたら、観光船の呼び込みの声が聞こえ、比較的時間があったので、この際と、乗ってみることにしました。
「はつひ」と言う昔からある業者で、下電ホテルの建物の下をくぐって浜へ出ると、小さな待合小屋があり、先客が4人ほど。奥さんが1人1,500円の料金を徴収。細い桟橋の向こうに、90人くらい乗れると言う船がつないでありました。
がらがらなのでゆったりみんな窓辺に座ると、出港です。先ほど呼び込みをしていたおじさんがガイドをしながら操縦する船頭でした。
船は下電ホテルのある浜を後に、今では2世帯しかいないという島の廃校になった小さな学校の建物を紹介したり、与島の駐在の建物を教えてくれたり、橋は水平ではなくて四国側に行くにつれて橋げたが高くなって巨大船が通れる航路になっているとのガイドがありました。
船の屋根の端は透明になっていて、橋の真下を通るときには見上げることができるようになっていました。橋を真下から見上げた時には、やはりその重量感に圧倒されるような気がしました。
船を下り、下津井の町の中の「むかし下津井廻船問屋」を訪ね、夫はお気に入りのそこでしか売ってないタコの足の干物を買いました。ちょうどお雛さまの展示が始まったところで、2組のお雛さまがお座敷に飾られていて、薄暗い座敷の中で明るく華やいで見えました。
下津井には何度も行っているのに、城跡には初めて行ってみました。見当をつけて山の上のほうへ行くと、球形の石が乗った門があり、そこが城跡公園への入り口でした。二の丸の跡にはベンチのあるあずまや風の建物があり、桜の木があってお花見にはとてもよさそうでした。
さらに登って天守閣のあった小高い基礎部分の場所を見つけ、その上に立つと、下津井の家並みが背後に見え、海側も瀬戸大橋のあたりの海が一望できました。戦国時代ならずとも、この場所は瀬戸内海の海運その他にとって重要な地であることは間違いないと思われます。春には桜の名所でもあるそうです。