次いで向かったのは野崎家の別邸の迨暇(たいか)堂。今年も近隣の一般家庭から寄贈されたりしたお雛さまたちが百畳敷きの大広間に飾られているのです。

案内に立っていたボランティアの方から、まず野崎家旧宅のほうでチケットを買ってから行くように言われたので、それに従って本宅のほうで500円のチケットを購入。塩尻喜月堂の塩羊羹と塩饅頭の試食が置いてあり、「おいしいね」と食べた人の感想あり。

野崎家旧宅のほうは時間がないのと行ったことがあるのでカットし、別邸の迨暇堂のほうだけ見ました。広い間口の式台を入ると、100畳敷きの大広間には以前見たのよりは一段と数が増えてお雛さまの勢ぞろい。

これだけの人形を飾り付けるのは手間も大変だったことでしょう。児島のおかみさん会やボランティアの皆さんのおかげです。古いのは江戸末期、新しいのは平成のものも。御殿飾りあり、色々。座敷の障子の外の回り縁側にも、ケースに入った日本人形などがぐるりと取り巻くように飾られていて、お庭と人形の両方を見ながら一回り。

玄関からの前庭には、ちりめんを使ったミニお雛さまなどのかわいい人形や、ぜんざいや甘酒の販売があり、私たちも250円のぜんざいをいただき、休憩してほーっと温まって帰途につきました。

酒津の桜は咲きはじめ 2011年4月3日(日)

倉敷では桜の名所と言えば酒津が有名。酒津へは、私は小さいころに母の実家の岡山市西大寺から祖母に連れられて町内会のバス旅行で行ったことがありました。

その当時も立派な背の高い桜が咲いていて、高梁川からの取水池にはボートが浮かんでいて、とてもにぎわっていたような記憶があるのですが、今はボートは見あたりません。

倉敷育ちの夫は小学生時代、家からバスに乗って来てこの池の南端あたりでよく泳いでいたそうです。学校にプールもない時代でしたから。義妹によると、帰りのバス代でアイスキャンデーを食べてから歩いて帰るか、バスに乗るかと悩んだとか。

【前回の記事を読む】以前来たことのある「ALWAYS三丁目の夕日」の映画ロケ地へまた来てみたけれど…