【前回記事を読む】時は明応、五百年前。三河の鷲塚村で西条吉良家に仕えた片山家は、数多の戦で名を挙げた。新田義貞公の家紋も掲げたその勇姿――この片山親子は、元々は菊池の一族で肥後国(熊本)菊池の住人であった。菊池一族は、南北朝の争乱(一三三六年~一三九二年)では南朝(後醍醐天皇)側で、九州の地を中心に北朝(足利尊氏)側と激しく戦っていた。九州において争乱は長く継続され、菊池一族は勢力の拡大を目指し…
評論
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『我が陣営にあるべし』【第4回】林口 宏
菊池一族の末裔・片山忠光・忠正親子が肥後から三河へ――吉良家から松平家へと仕えた南北朝から戦国の動乱を辿る
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『紫式部日記を読む』【第4回】神明 敬子
【紫式部日記】紫式部は約半年書き続けてきた日記を自分の意思で「閉じた」
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『カイト地名と縄文遺跡 謎の関係』【第4回】井藤 一樹
全国にひっそりと残る謎の古地名「カイト」とは? 市町村名にもならなかった理由と小字に隠された日本の歴史的背景
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『商業施設士が見た東日本大震災』【第11回】飯塚 康司
津波からの再出発――南三陸と女川、商業復興と心のケアの両立を目指す歩みとは? 人と街の再生を支えた挑戦の記録
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『電力の自由化と原子力発電』【第11回】森田 章
原子力災害と無限責任の現実――福島原発事故が示した制度の限界
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『未来都市神戸構想』【第11回】白川 欽一
未来都市神戸に誕生する世界最大規模の未来研究機関――人類と地球の100年後を描き、子孫たちに豊かで平和な社会を継ぐ
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『Allez, Japon! 日本フェンシングチーム躍進!陰の立役者たち』【第14回】公益社団法人 日本フェンシング協会
「このままじゃ世界で勝てない!」敗北の世界選手権から始まった日本フェンシング改革──若きコーチの覚悟と、本気の挑戦とは?
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『「老い」の秘訣』【第14回】伊勢 孝雄
58歳で起業「全てを失う覚悟はあるか?」――引退には早すぎるが、再就職は難しい年齢。逡巡していると“起業”の話を持ち込まれ…
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『詐欺師×スパイ×ジェントルマン』【第9回】鱸 一成
リプリーは自由と平等の国アメリカではなく、階級社会のフランスで正統派紳士=カントリー・ジェントルマンになることを目指した
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『東北大学処分粉砕闘争』【第9回】石井 恭平
退学2名、無期停学6名、学生たちは"正当"に処分されたはずが...一年後大学当局は処分の全面白紙撤回へと追い込まれる。
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『“魔法の国”日本 ~駐日アメリカ大使夫人が見た明治・大正の日本~』【新連載】中村 信弘
一人のアメリカ人女性は、日本を「魔法の国」という言葉で表現した。皇室の作法・習慣、そして芸術は異国の人の目にはどのように映っていたのだろうか...
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『300年先まで残る国であるために』【新連載】堀 源太郎
100年後、日本の国土の中で、日本人として、存在する余地があるか―「真に心もとなく、非常に「脆弱」な存在だと見ている」
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『理科的文科人のすすめ』【新連載】影山 光太郎
社会システムを理科系・文科系から理解し、キャリアアップの手掛かりに! 職業人、社会人の素養を高める、実践を越えた眼差し。
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『ICFと日本の健康福祉』【新連載】丹羽 國子
健康寿命を伸ばす究極の方策「テロメアが長寿を伸ばす方法の鍵であり、どのように老いるかを左右するのは、細胞の健康状態なのだ」
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『プレストレストコンクリートと都市トンネル工法』【新連載】西川 和良
「プレストレストコンクリート」が変える都市のトンネル。従来の鉄筋コンクリートは、引張力が小さくひび割れが起こりやすいが...
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『パーキンソン病の真実』【新連載】北田 徹
家族性パーキンソン病の遺伝子同定に成功した医師が明かす、研究現場での葛藤と海外での挑戦、そして病態理解の重要性
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『桶狭間の戦いは迂回奇襲説、長篠の戦いは鉄炮三段撃』【新連載】坂田 尚哉
その歴史、本当に正しい? 信長はなぜ勝てたのか…織田信長の桶狭間の戦いを「信長公記」から徹底再考!
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『フローベールの秘密』【第10回】瀬戸 和子
聖母的女性とヴィーナス的女性。清純無垢と快楽追求。肉体的接触への禁止と情熱――フローベールが傾斜したふたつのエロスとは
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『ながれ星 冬星』【第3回】石田 義一郎
「おう熊、かわいがってやれ!」 巨漢は唸り声を上げ、男の背中に尻を落とした。大きな衝撃が橋全体を包み、関節のきしむ音がした――
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『改訂版 生きる目的』【新連載】河上 英夫
"もう限界かもしれない"と感じたとき――生きづらさを抱える人に伝えたい『生きる目的』を正しく把握する方法とは