第二章新しい朝八時十五分会社に着いた。昼休み仲のいい同僚とランチへ。「ねぇ、聞いてもいい。ゆりさん、一人暮らしって寂しくない。ごめんね」と……。「何言っているのよ。全然寂しくないのよ。一人がこんなに楽だって思いもしなかったの。食べたい時に食べて、寝たい時に寝る。自分のペースで出来る、自由気ままですごく楽しいの」自分に素直になれた。ずっと夫と子供の為に生きて生活して来たから、こんな生き方もあるのだ…
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